咬み合わせの重要性

診療日記

咬み合わせの重要性~症状のある歯だけを見ていては解決しない場合~

更新日:2015/04/21

こんにちは。歯周病と虫歯の予防を重視している、一宮市の歯医者「脇田歯科」脇田成典です。

今年度になってから来院された、ある患者様のケースです。前々医で神経を抜いてかぶせてもらった奥歯が咬むと痛いのがなおらないので、再度咬み合わせの調整もしていただいたが、改善しなかったそうです。前医でもしらべていただいたが異常が見つからないとのことで来院されました。お口のなか全体で診ると咬み合わせの不調和が見つかりましたので、当面は我慢していただいて歯周病基本治療を行った後に、咬み合わせの調整をさせていただきましたら、幸運なことに、症状が改善され噛めるようになられました。この場合のポイントは、症状のある歯やその対合歯を調整しさえすればいいわけではない!ということです。事前に説明し承諾のうえ、反対側の奥歯を中心に全体的に咬合調整(咬み合わせの調整)をさせていただいたのです。このケースでは、顎関節の本来の位置では、反対側が先に接触し、下顎がずれた結果、症状のある歯が二次的に強く当たっていたのです。もちろん全ての場合で、このように事がうまく運ぶわけではなく、例えば、当該歯にひびわれがあったことが原因であったような場合で、中には、結局抜歯するしかなおしようがないことすらあります。しかし、そのまえに、お口の中全体の咬み合わせのバランスをチェックする必要は確かにあります。